スザニっておしゃれだけど日本で買うと高いな
現地なら安く買えないかな?
と思っている方へ。
こんにちわ(ウズベキスタン語ではアッサラーム・アレイクン)。JalanKota(@terc0023)です。
この記事ではスザニのラグが15ドルから買える現地のマーケットを紹介します。
フリマサイトでスザニのラグの相場を見ると15,000円位、ガウンタイプなら50,000円を超えるものあります。
なので、運が良ければウズベキスタン旅行のホテル代くらいは稼げるのではないでしょうか。
「そもそもスザニってなに?」という人はこちら
刺繍布スザニの現地の値段は15ドルから
スザニを15ドルから買えるマーケットはサマルカンドから40km離れたウルグットにあります。
マーケットは土日が最もにぎわい、次いで水曜も活気があるようです。(※今回は2019年4月10日水曜日に行きました。)
午後2時~3時くらいからお店が締まり始める情報もあったので、午前中に行くことをオススメします。
マーケットに行く前の準備
- お金
- 電卓
- 翻訳アプリ(ネットが使えるなら)
電卓と翻訳アプリは価格交渉の時に使います。
ウルグットマーケットへの行き方
サマルカンドのレギスタン広場前から相乗りタクシーが出ています。
行き先は「ウルグット マーケット」と伝えましょう。
運賃は15,000スム。所要時間は40分~1時間です。
ウルグットのマーケットに着いたら、入り口を直進して、一番奥のスザニ売り場に行きましょう。
良さそうなお店を見つけたら入りましょう。
スザニ購入のポイント
- 手作りなので、同じものはないです。複数の店を周ってお気に入りを見つけましょう
- 英語が話せる人もいるので、スザニの歴史や模様の意味など教えてくれます
- サマルカンド柄、ブハラ柄、ウルグット柄など、その土地柄によって、値段が変わります
- 交渉事は疲れます。一回で全部買おうとしないで初めて1つ買ったら一回お茶休憩でもして落ち着くのも手です
スザニの値段交渉の流れ
ここは値札が無い世界なので、すべて交渉で値段が決まります。
■値段交渉で大事な3つのポイント
- 「自分がいくらなら買うか」大体の金額を決めておく
- 自分の希望金額より低い金額で交渉する
- 最後は財布の中身を見て、帰るフリ
この3つポイントを「押さてえる」、「押さえていない」場合を比較します。
■ポイントを押さえていない場合の値段交渉
これいくら?
60ドル
うーん。どうしようかな。
40ドル
うーん。悩むなぁ
じゃあ30ドル
(始めから30ドルも安くなった!)
OK!
となり、相手の初めの言い値から半額になったことで、買う気になります。
次に3つのポイントを押さえている場合です。
■ポイントを押さえている場合の値段交渉
このスザニ20ドルなら欲しいな
これいくら?
60ドル
えーっ!10ドルなら買うよ
オー!30ドル
うーん。15ドル。
(財布の中身を見て)ダメなら他の店に行くよ。
バイバイ。
20ドル
OK!
と、分かりやすいようにちょっと誇張していますが、相手の言い値から金額を減らすよりも、あらかじめ自分が決めておいた金額と相手の金額をすり合わせていく方が結果的に安く手に入ります。
恐らく、1番初めは50ドル~100ドルくらいの高値を言ってきますが、気にせず、こちらが買いたい値段より低い値段を言いましょう。
相手は少し釣り上げてくるので、良ければ購入。
ダメなら財布の中身を見ながら「もう一押しで買うぞ」という態度を見せながら帰るフリをしましょう。
そこで値段が下がらなければ、相手もぎりぎりの値段です。あとはその値段で買うか買わないかの判断です。
最初は思いっきり値引きすることに心が痛みますが、3人、5人と数をこなすうちに慣れてきます。
交渉している内にどんどん値段が安くなり、最後の方は15ドルになっていました。
相手は百戦錬磨の大ベテランです。鋼のメンタルを体感できます。
マーケットにあるお店
ウルグットのマーケットではスザニだけでなく、地元の人の日常生活に必要なものが売っています。彼らの生活を垣間見れるので、スザニを買った後、ブラブラしてみるのもオススメです。
■生地店
スザニだけでなく、普通の綿や絹の生地も売っています。
■ウズベキスタンの一般的な料理プロフ、シャシュリクの店
お腹が空いたらウズベキスタンのチャーハン「プロフ」、バーベキュー「シャシュリク」が食べられます。
シャシュリクはその場で焼いてくれるのでジューシーです。
■露店のアイスクリーム
他にも段ボールに詰め込まれた無包装のアイスも売っています。1つ2,500スム(約27円)です。
■両替店
マーケットの入り口には、観光客向けに両替店もあります。なんと日本円も両替できます。実はここに日本のツアー客が大型バスに乗ってやってくる所を見ました。
スザニを大量に買ってウズベキスタンスムが無くなった時に使えます。
■マーケットを歩いていると
マーケットを散策していると、ひたすらスザニ売りのおばさんが自慢のスザニを広げて売り込んできます。
最初は孔雀の威嚇の様で驚きますが、すぐになれます。かなりしつこいので、曖昧な態度はせずに、はっきり断り、酷いようでしたら無視しましょう。
彼女らは百戦錬磨の鋼のメンタルの持ち主です。
マーケットからの帰り方
マーケット入り口にシェアタクシーや乗合バンがいるのですぐに見つかります。
私は乗合バンを使って帰りました。6,000スムでした。降り場はレギスタン広場の前でした。
刺繍布スザニとは
- ウズベキスタンの伝統的な刺繍布
- 元々は結婚の時に新婦が嫁入り道具として作り、持参していた
- 地方や布に込める思いでデザインが変わる
- 木綿生地に木綿糸やシルク糸、化学繊維系の糸を使って刺繍される
タシケントでも購入できますが、お土産品扱いなので金額が高めです。
タシケントにあるウズベキスタン国立応用美術館(GoogleMap)の隣にあります。
[外部リンク]Suzani Souvenir and Gift Shop, Tashkent, Uzbekistan
まとめ
- スザニとはウズベキスタンの伝統的な刺繍布
- スザニは日本では高値で取引されている
- サマルカンドから40km離れたウルグットにスザニの市場がある
- カーペットが1枚15ドルから買える
- 値札は無いのですべて価格交渉
■値段交渉のポイント3つ
- 「自分がいくらなら買うか」大体の希望金額を決めておく
- 自分の希望金額より低い金額で交渉を始める
- 最後は財布の中身を見つつ、帰るフリ