こんにちわ。JalanKota(@terc0023)です。
今回はウズベキスタンの古都サマルカンドに3日間滞在した様子を紹介します。
■この記事の内容
サマルカンドを一人旅したいんだけど、よくわかんないなぁ。
サマルカンドに興味あるけどどんなところだろう?
という方がサマルカンド旅行のイメージが湧くような内容になっています。
- サマルカンド2泊3日の滞在費5,500円の内訳
- サマルカンド体験談
- サマルカンドのこんな事気になる
実際にかかったお金。2泊3日の体験談。そして、治安、言葉の問題、衛生面、ツアー・ガイドなどの旅行の際に気になることを話していきます。
■いつサマルカンドに滞在していたか
2019年4月9日~11日の3日間です。タシケントからバスでサマルカンドに行き、滞在後は、相乗りタクシーでブハラに行きました。
タシケントからサマルカンドへの移動(ビシュケクは間違いです)
世界遺産「レギスタン広場」
2泊3日で5,500円!紺碧のサマルカンドで自由気ままな一人旅
サマルカンドの滞在費の内訳
滞在費の詳細を紹介します。サマルカンド旅行の参考にしてください。
- 食費・・・・1,119円
- 宿泊費・・・2,457円
- 交通費・・・1,666円
- 観光費・・・200円
合計5,442円です。
食費はディナー1回とビール代
3日間の食費1,119円の詳細です。
日付 | 時間 | 食べ物 | スム | 円 |
---|---|---|---|---|
4月9日 | 昼 | ヨーグルトドリンク | 3,500 | 47 |
夜 | ウズベキスタンパン | 3,000 | 40 | |
夜 | ビール | 12,500 | 166 | |
4月10日 | 朝 | アイスクリーム | 2,000 | 27 |
昼 | ビール | 12,000 | 160 | |
夜 | ラグマン、シャシュリク パン、ビール | 45,000 | 599 | |
夜 | ビール | 6,000 | 80 |
朝食はホステルで食べられるので、お金がかかりません。9日に買った3,000スムのパンが大きすぎて、次の日、10日の昼ごはんになりました。
11日は朝食をホステルで食べた後、ブハラに移動したのでサマルカンドではお金を使っていません。
まともな食事は10日の夜しかしていません。
宿泊費は1泊12ドルのドミトリー
レギスタン広場から歩いて行けるホステルで、シングルベッドが5つ入った5人部屋のドミトリーに1泊12ドル、2泊24ドルで泊まりました。
水回りがちょっと古いですが、サマルカンドでは当時最安レベルでした。
2020年1月現在は7ドルのホステルや恐らくオープン直後のとっても清潔な11ドルのホステルがあります。
■1泊7ドルのサマルカンド最安ホステル「AHMADJON」
オススメ■1泊11ドルのとっても清潔なホステル「Registan Hostel」
交通費はタシケント~サマルカンド~ブハラの移動
3日間の交通費1,666円の内訳です。
日付 | 時間 | 内容 | スム | 円 |
---|---|---|---|---|
4月9日 | 朝 | 地下鉄(タシケント) | 1,200 | 16 |
昼 | タシケントから サマルカンドまでバス | 35,000 | 466 | |
夜 | サマルカンドの バスターミナルから レギスタン広場まで | 4,000 | 53 | |
4月10日 | 朝 | ウルグットまでタクシー | 20,000 | 266 |
昼 | ウルグットから相乗りバン | 5,000 | 67 | |
4月11日 | 朝 | サマルカンドから ブハラまでタクシー | 60,000 | 798 |
交通費は、タシケント~サマルカンド、サマルカンド~ブハラの交通費込みです。
4月10日はサマルカンドから40km離れたウルグットにウズベキスタンの伝統的な刺繍布のスザニを見に行きました。
観光費は1か所の入場料
シャーヒズィンダ廟群で入場料15,000スムを支払っただけです。
紺碧のサマルカンド体験談
タシケント~サマルカンドをバスで移動
2019年4月9日、タシケントのホステルをホステルを出発して、バスターミナルに向かいます。今日はバスでサマルカンドに行きます。
途中でヨーグルトドリンクを買って長距離移動の前にお腹を膨らまします。
バスターミナルについてサマルカンド行きのバスを探します。
2,3人に聞いて、バスを見つけました。チケットは持っていませんが、そのまま出発しました。
バスが動き始めてから添乗員のおじさんが話しかけてきて運賃を言ってきました。35,000スム(約466円)でした。
出発から3時間後ガソリンスタンドの手前で停車しました。乗客は全員ぞろぞろとバスを降ります。トイレ休憩かと思い外に出るとバスはガソリンスタンドに走っていきました。
どうやら給油中は全員バスから降りないといけないようです。
10分後給油が終わりバスに乗り込み、20分走ったところで休憩がありました。出発から3時間30分が経っていました。
その後はノンストップで走り、サマルカンドのバスターミナルに着きました。
サマルカンドバスターミナルからレギスタン広場へ
時刻は19時20分、出発から5時間30分でサマルカンドのバスターミナルに着きました。
ここからはタクシーでホステル近くまで行きます。
おどおどしていると、英語が話せる若い兄ちゃんがタクシーまで連れていってくれ、タクシードライバーに行先と運賃を交渉してくれました。
始めは5,000スムと言っていたのが、乗車してから4,000スムと安くなりました。
ホステルまでの道を説明するのがめんどくさかったので、近くのレギスタン広場に降ろしてもらいました。
そこから、歩いて5分くらいのところにホステルB&Bバハディールがあります。
B&Bバハディール(B&B Bahadir)到着
ホステルに到着したのは20時前でした。
とても優しく気が利くスタッフの青年がウェルカムティーを持ってきてくれました。しかもお茶菓子のクッキー付きです。
ティーポットの左にある小皿に入ったゼリーみたいなものは「はちみつ」です。このはちみつをクッキーに付けて食べたらめちゃめちゃおいしい!
甘ったるい感じではなく、すっきりとした感じの甘さでこのはちみつだけ食べたくなる感じでした。とても気に入り、はちみつを付けたクッキーを食べきり、しまいにはお茶に入れて飲んでいました。
一人で「はちみつ、うめー」と心の中で叫びながらお茶を飲んでいると一人の日本人男性に会いました。
彼はとある店の店長さんで、中央アジアから中東近くのイスラム圏が好き過ぎてイスラム教徒になったそうです。
本来はトルクメニスタンに行く予定だったけど、ビザが取れなくてサマルカンドに流れ着いたようです。普段はイランやキルギス辺りに旅行に行っているようで、彼もサマルカンドは初でした。
私の旅程(陸路でユーラシア大陸横断する)を伝えると、彼は途中まで一緒に行くと予期せぬ答え。
そういう経験もありかなと思って、OKしました。カザフスタンのアクタウまで一緒です。
長々と話をしていたら、夕食を食べ忘れていたことに気づき、二人で買い出しへ。パンとビールを買いお互いの旅の話をして寝ました。
パン(1つ3,000スム)がデカすぎで食べきれませんでした。
このB&Bバハディールはとにかく居心地がいい場所です。
天気の良い日中は温かい雰囲気の中庭でお茶を飲みながら昼寝ができます。
スタッフの兄ちゃんがめちゃめちゃ気を使ってくれる人で、彼の親切心に触れると暖かい気持ちになれます。
朝食もとても豪華です。これで1泊12ドルです。
しかし、残念なのは水回り。
かなーりボロボロです。
トイレは一台しか無い上に、タンクの水がすぐに切れます。
B&Bバハディールの良い点
- 木漏れ日溢れる素敵なチャイハナ
- すっきりとした甘さのはちみつ
- 豪華な朝食
- とても親切なスタッフ
というこれだけ見ればすごいホステルですが、水回りの問題は厳しいですね。気にならない人は最高の居心地を体験できます。
■B&Bバハディール
スザニのマーケットがあるウルグットへ
一夜明け、豪華な朝食を食べた後、店長さんについてサマルカンドから40km離れたウルグットという町のマーケットに行きます。
そこにはウズベキスタンの伝統的な刺繍布の「スザニ」が売っているそうです。それの買い出しについていきます。
その時の模様は下の記事に書いています。
昼過ぎくらいにウルグットから帰ってきて昼ごはんです。ごはんは昨日の巨大パンの残りとビールです。
いざ!レギスタン広場(Registan)
ビールを飲み、心地よくなったところで、サマルカンドの観光開始です!
まずは世界遺産のレギスタン広場です。
ただただ壮大です。門の高さと人の高さを比べるとその圧倒的な大きさが分かります。
子連れの夫婦が家族で写真撮影をしていました。奥さんはウェディングドレスをきて華やかな雰囲気でした。
店長さんが「裏から入れるかも」と言うことで裏にまわります。
この辺を歩いていると小中学生みたいな子たちから「コンニチハ!」と声を掛けられたりします。
裏から入れましたが、すぐに追い出されました。
広場から離れます。
民族衣装をまとった人たちがぞろぞろと歩いています。
ちょっとしたファッションショーみたいです。
この像はイスラム・カリモフ記念碑です。事前に何も調べてないので、どういう功績を残した人なのか全く分かりません。
店長さんが別の世界遺産が近くにあることを見つけたので、歩いてそこまで行きます。
道中も青いイスラム建築と緑の木々と芝生があり、とてもキレイでした。
青がきらめくシャーヒズィンダ廟群(Shohizinda)
ここは世界遺産シャーヒズィンダ廟群です。入場料15,000スム払って中に入れます。
サマルカンドブルーを間近で見ることができます。
廟の中にも入れます。
ライトアップされて、青がより一層キレイに見えます。
天井にも細かな装飾が施されています。
あいにくの曇り空が悲しいです。
ハズラット・ヒズル・モスク(Hazrat Khizr Mosque)
次はシャーヒズィンダ廟群の隣にあるハズラット・ヒズル・モスクです。
ここは先ほどまでの建築とは違い、青が少ないです。つくりを見ると新しい感じがしました。とてもキレイなモスクです。
シヨブバザール(Siab Bazar)
次は市民の台所シヨブバザールに行きます。
不思議なものがたくさん売っていました。干した木の実や果物、ナッツ類を試食させてくれます。
我々は白菜とビーツの漬物を試食させてもらいましたが、その時におばちゃんが「シショク、シショク」と言っていました。日本人が良く来ている証拠ですね。
店長さんは「酒のつまみにしよう!」とその漬物を買いました。
ビビハニム・モスク(Bibi Khonim Mosque)
バザールを散策し終わり、ホステルに戻る途中にも立派なモスクがありました。ビビハニム・モスクです。
夕食「スタリー・ゴロド(Stariy Gorod)」
夕方のレギスタン広場を通りながらレストランを探します。
始め行こうとしてたレストランはすでに色んな食べ物が品切れであきらめました。そして次にたどり着いたレストランはここ「スタリー・ゴロド」です。
中央アジアのうどん「ラグマン」、水餃子「チュチュワラ」、串焼き「シャシュリク」とトマトサラダを注文し、ビールで掻っ込みました。
レギスタン広場のプロジェクションマッピング
食後、ライトアップされたレギスタン広場を見に行ったら、なんとプロジェクションマッピングを使ったイベントをやっていました。
見た感じはイスラムの歴史、ウズベキスタンの歴史がアニメーションになっていました。音楽と合わせてとても迫力がありました。
ホステルに戻り店長さんと飲み直して就寝です。
タクシーでブハラへ
翌日は、朝食を食べた後、サマルカンドのバスターミナルに行き、相乗りタクシーでブハラまで行きました。
サマルカンドからブハラまでの移動方法はこちらの記事から調べられます。
観光スポットまとめ
サマルカンドのこんなこと気になる
サマルカンド旅行の時に気になる疑問をいくつかまとめてみました。
- 治安はどうなの?
- 英語は通じる?
- ツアー・ガイドは必要?
- 衛生面は?
- 天気・気温は?服装はどうした方がいい?
- ネットの速度は?
- ATM・クレジットカードは使える?
治安はどうなの?
良いです。女性が夜出歩けるレベルで安全です。
レギスタン広場の夕焼けやプロジェクションマッピングを使ったナイトショーを見てから宿泊先に帰れます。
ただ、夜は街灯が少なく、暗くなるので、人気のない所を歩くのはちょっと不安になるかもしれません。
スリ、置き引きの話も聞きませんでした。
レギスタン広場などの世界遺産では警察官が「(高台で景色が良いなど)特別な場所に入れてやるからお金をよこせ」という人もいるようです。
タクシーでは外国人観光客に対して、相場より高値で請求されることがありますが、路線バスを使うとその心配もなくなります。といっても、近場のタクシー移動なら相場が4,000スム(約53円)なので、大した額にならないと思います。
1回チャレンジしてダメそうなら、路線バスを使うでいいと思います。
英語は通じる?
あまり通じません。若い人の中には話せる人もいます。たまに小中学生の2,3のグループが「コンニチハ!」と挨拶してくることもありました。
タクシードライバーはほとんど通じないので、細かい要望をしたいときにはホステルのスタッフにタクシーを手配してもらいつつ、要望を伝えるのが良いです。
ロシア語は通じるので、Google翻訳のオフライン機能でロシア語をダウンロードしておくといざという時使えます。
[株式会社ウィンドミル]ネット接続不要 Google翻訳アプリ オフラインの使い方
ツアー・ガイドは必要?
■ツアー・ガイドがいたら旅の満足度が上がる人
- この旅のメインがサマルカンド
- イスラム、サマルカンドの歴史を深く知りたい
- とっておきの撮影スポットに行きたい
- 事前に調べる時間が無い。調べるのがめんどくさい
この辺に該当する人はツアーやガイドをお願いするのはアリだと思います。
私は事前に何も調べなかったので、サマルカンド観光の感想は「建物がどれもすげぇでかいし、青い」くらいしか言えません……。
さらに、店長さんがいなければシャーヒズィンダ廟群やハズラット・ヒズル・モスクなどは絶対に見れなかったです。
宿泊先のスタッフに言えば現地の半日ツアーなどを紹介してくれるので、現地に着いて、実際にレギスタン広場などの壮大な建物を見てから考えるのもありです。(日本語ガイドは事前に予約した方が確実です。)
衛生面は?
- 砂埃が目立つ
- 水回りが汚いところがある
- 羊の脂でお腹がゆるくなる
砂漠地帯で乾燥しているので、砂埃が目立ちます。カメラやパソコンを持ち歩くときは砂が入らないようにケースに入れるなど対策しておいた方がいいです。
水回りは私が泊まったホステルでも紹介した通り、古くなって汚いところがあります。ダメな人はホテルやレストランのグレードを上げた方がいいです。
ウズベキスタンではシャシュリクなど羊肉を使った料理が多く、羊の脂でお腹がゆるくなることがあります。
天気・気温は?
- 日中は出歩くときはシャツ一枚でOK
- 夜と明け方は肌寒くなる
- 砂漠地帯だけど雨も降る
- 曇ると写真写りが悪くなる
私が滞在していた4月は、日中出歩くとTシャツ一枚で良いほど汗ばむくらい暑く、夜と明け方は肌寒くなりました。なので防寒着は1着あった方がいいです。
雨も降りますが、長くは降らないので、雨具は持たずにカフェやレストランで雨宿りすればよいと思います。
ネットの速度は?
遅いです。ホステルにWifiがありましたが、厳しいです。
現地でsimカード買ってキャリアのネットを使う手もありますが、サマルカンドではそれも遅いようです。
あとは海外用Wifi端末をレンタルすれば、今使っているスマホがウズベキスタンでも使えます。
ATM・クレジットカードは使える?
ATMで海外キャッシングはできます(スム・ドル両方)。ただ、一部銀行ではVISAカードしか使えない場合があります。
クレジットカードはグレードの高いホテルやレストランでないと使えません。現金を持ち歩く必要があります。
まとめ
- タシケント~サマルカンド、サマルカンド~ブハラの交通費込みで5,500円
- 当時より安い宿があるので、もっと滞在費を抑えられる
- ツアーやガイドはイスラムやサマルカンドの歴史に興味があれば頼んでみるのも良い思い出になる