観光スポットがいっぱいあるんだけど、歩いて移動するのは暑いし大変。
タクシーは運賃交渉がめんどくさい!
路線バスに乗りたいけど、どこ行くかわかんない。
GoogleMapで検索できないかな。
1日で複数の観光地を周るために歩いていると、こんな事を思いませんか?
こんにちわ。JalanKota(@terc0023)です。
この記事では、タシケント、サマルカンドやブハラ、アクタウ、バクーなどの中央アジア周辺の国で路線バスを検索できるアプリを紹介します。
このアプリを使えば、ルート検索結果に路線バスが含まれるようになり、こんなメリットがあります。
- タクシーの利用回数が減るので交通費の節約、運賃トラブルの防止になる
- 歩きよりも行動範囲が広がる
アプリを使いこなして、賢く街歩きしましょう!
路線バスの経路を検索できるアプリ「WikiRoutes」
ルート検索で路線バスが使えます
今回紹介するアプリはWikiRoutes(ウィキルート)です。
まずはアプリの特徴を知ってもらうためにルート検索結果をアプリごとに比較してみます。
比較対象は、地図アプリの代表「GoogleMap」とバックパッカー御用達の地図アプリ「Maps.me」です。
これに「WikiRoutes」を加えて、ウズベキスタン・サマルカンド駅からレギスタン広場までの経路を検索して結果を比較します。
■GoogleMap
車での経路は表示されましたが、バス(公共交通機関)での経路は表示されませんでした。
■Maps.me
こちらもGoogleMapと同様に、車での経路は表示されましたが、バス(公共交通機関)での経路は表示されませんでした。
■WikiRoutes
前の2つのアプリとは違って、検索結果に路線バスが表示されました。これならレギスタン広場まで路線バスで行けますね。
このようにWikiRoutesでは、GoogleMapなどが網羅していない路線バスの情報を含めて検索結果に表示してくれます。
■世界中で使えるWikiRoutes
中央アジアをメインにこのアプリを紹介していますが、世界2,500を超える都市で使えます。ちなみにブラジルのサンパウロでも路線バスのルート検索ができました。
思いがけない国でも使えるかもしれませんので、旅行前にチェックしておくと良いと思います。
アプリ入手方法
Google Play Store、App Storeから入手できます。
■WikiRoutes
Wikiroutes Transport
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ルート検索の手順
- 出発地を入力
- 目的地を入力
- ルートを選択
マップを開いたら、虫眼鏡アイコンを押してください。
A(出発地)の入力欄をタップしてください。
出発地の決め方を3つから選べます。
- My location・・・・・・現在地
- Pick from the map・・・マップ上から選択
- My Places・・・・・・予め登録した場所
今回は「Pick from the map」を選択してください。
マップが表示されるので、出発地を選択してください。
選択したら、マップ上に「A」という緑色の吹き出しが表示されます。設定できたら、画面右上の「Done」ボタンを押してください。
これで出発地は設定できました。
次はB(目的地)を設定します。B欄をタップしてください。
先ほど同様に「Pick from the map」を選択
マップ上から目的地を選択して、「B」というオレンジ色の吹き出しが表示されたら、「Done」をタップしてください。
ルート検索結果が表示されます。
一番上のルート候補を選択してください。
ルートが表示されます。画面下側を右にスワイプしてください。
次のルート候補が表示されます。
ルート候補の欄を上にスワイプさせると移動の詳細が表示されます。
- 出発地からバス停までの距離、移動時間
- バスの停車駅数
- 最寄りのバス停から目的地までの距離、移動時間
そしてバスの欄をタップすると、バス停の一覧が表示されます。
バスに乗っている時にここを見ながら乗ると、乗り過ごしを防ぐことができます。
Web版で見ると運賃が分かる
またWikiRoutesはWeb版もあり、そちらでは運賃や運転間隔の情報がのっている場合もあります。
下の画像はWeb版の検索結果です。バス番号をクリックしてください。
このように路線バスの詳細情報が表示されます。
読み方は下の通りです。
Fare | 運賃 |
Active days | 営業日 |
Availability | 営業時間 |
Schedule or interval | 運転間隔 |
すべての路線にこの情報が付いているわけではありません。カザフスタンのアクタウでは乗っていませんでした。
WikiRoutesの注意点
オフラインでは使えない
WikiRoutesのルート検索はネットが無いと使えません。なので事前にルートを検索して、結果の画面をスクリーンショットで保存しておく必要があります。
ただ、タクシーやバスに乗っていて自分の想定と違う場所に降ろされた時は、ルートを新たに検索しないといけません。
昼間はまだ何とかなりそうですが、日が暮れてから知らない土地に取り残されると焦ります。
そんなトラブルを防ぐためにネットを使えるようにしておくと、もしもの時の備えになります。さらにネットが使えるとGoogle翻訳も使えるので、トラブルを切り抜ける手段が増えます。
海外用Wifi端末をレンタルすれば、今使っているスマホがウズベキスタンでも使えます。
情報が正しくない場合がある
WikiRoutesはWikiと名前が付くように我々のような一般の人たちが情報を登録しています。そのため情報が誤っていたり、古かったりして正しくない場合があります。
例えば
- 運賃が違っていた
- 運転間隔が10分と書かれていたが30分だった
- 路線が表示されるけど、いつ運転しているかわからない
などが考えられます。なので、時間やお金に余裕を持って行動し、複数の行き方を調べておくと確実に移動できると思います。
私はアクタウでいつ来るかわからないバスを1時間待って、結局別のバスに乗りました。
他の地図アプリとの使い分けかた
地図アプリが多いので使い分け方を考えてみました。
GoogleMap
■特徴
- オフラインでも地図だけは使える
- 検索でレストランや観光スポットの情報が入手できる
GoogleMap最大の特徴は「検索で得られる情報量の多さ」です。
レストランを検索すれば、周辺にある評価の高いレストランがすぐに見つかり、合わせて利用者の口コミも見れます、なので初めて訪れる町でも評判の良いレストランにたどり着くことが簡単にできます。
他にもホテルを検索すれば、周辺のホテルを複数の予約サイトの値段と合わせて表示してくれますし、「観光」と検索すれば、その都市の観光名所を瞬時に表示してくれます。
なのでGoogleMapは、何かやりたいことがある時に検索で使うのが一番効果的です。
Maps.me
■特徴
- 地図だけでなく、一部の経路検索もオフラインで使える
- 全世界対応
バックパッカー御用達の地図アプリMaps.meの最大の特徴は「オフラインで地図が使える」ことです。
あらかじめ地図情報をアプリにダウンロードしておけば、ネットが使えない国に行っても地図が使えます。さらに地図を見るだけでなく地下鉄などの路線検索も一部オフラインで使えます。
世界一周やユーラシア大陸横断、東南アジア周遊などの長距離の旅行者向けと言えます。
■Maps.meのダウンロード
2GIS
■特徴
- ロシア+旧ソ連圏の大都市のみ使える(ウクライナ・キエフ、ウズベキスタン・タシケント、カザフスタン・アルマトイ、キルギス・ビシュケクなど)
- オフラインで路線バスの検索までできる
対応している都市はロシア+旧ソ連圏の大都市と限られていますが、あらかじめ地図情報をダウンロードしておけば、路線バスのルート検索までオフラインでできます。
旅行する都市がこのアプリに対応しているなら、ルート検索ではこのアプリが最強です。
■2GISのダウンロード
WikiRoutes
■特徴
- マイナーな都市でも路線バスの検索が使える
- Web版なら運賃、運転間隔も調べられる
- オフラインでは検索できない
ルート検索で路線バスが使えるのが最大の特徴です。加えてWeb版なら運賃、運転間隔もわかります。
新しく行く街を調べる時に、このアプリが使えるか確認しておくと移動費の節約になります。ネットが使えないと検索できない点は注意です!
まとめ
- 中央アジアの都市でWikiRoutesを使えば、ルートの検索に路線バスが使えます
- 路線バスが使えるとタクシー利用が減り、交通費の削減や運賃トラブルの防止に役立ちます
- Web版では運賃や運転間隔の情報も見られます
- オフラインでは使えないので、ネットが使えない新天地に行く場合は検索結果を前もってスクリーンショットしておく必要があります
■WikiRoutesのダウンロード