こんにちわ。JalanKota(@terc0023)です。
ヤンゴン中心地からゴールデンロックへの行き方を紹介します。山頂に行くケーブルカー情報もあるので参考にしてください。
ゴールデンロックとは
ゴールデンロックとはミャンマー東部にあるチャイティーヨ・パゴダ(Kyaiktiyo Pagoda)にある崖の上に迫り出した金色の岩です。その岩の下には仏陀の頭髪が置かれているという言い伝えです。
仏教徒のミャンマー人が祈りを捧げながら、岩に金箔を張り付けていました。観光客でも最寄りの店で金箔を買って岩に貼り付けることができます。
巨大な金色の岩が落ちそうで落ちない様は見ごたえがあります。
ゴールデンロックへの行き方について
ゴールデンロックの場所
ヤンゴン中心地から北東に約200kmのところに位置しています。
旅程は4つになります。
- ヤンゴン中心地〜ヤンゴンのバスターミナル
- ヤンゴンバスターミナル〜ゴールデンロック麓の町キンプン
- キンプン〜チャイティーヨ・パゴダ手前
- チャイティーヨ・パゴダ手前〜ゴールデンロック
移動手段と費用の目安
■バスを乗り継いでいく場合
ヤンゴンから長距離バスでキンプンに行く方法です。
経路 | 費用(mmk) |
---|---|
ヤンゴン中心~バスターミナル (乗り合いタクシー利用、往復) | 1,000×2 |
バスターミナル~キンプン郊外(往復) | 5,000×2 |
キンプン郊外~ チャイティーヨ・パゴダ行きバス乗り場 | 1,000 |
チャイティーヨ・パゴダへのバス(往復) | 2,000×2 |
チャイティーヨ・パゴダ入場料 | 10,000 |
合計:27,000mmk(約2,000円)
■ヤンゴンからタクシーをチャーターして日帰りで行く場合
ミャンマーの滞在日数が少なかったり、4人のグループならヤンゴンからタクシーをチャーターしていくのもアリです。
- ヤンゴン~キンプン往復タクシー(1台)・120,000~150,000mmk
- キンプン~チャイティーヨ・パゴダ往復・・2,000mmk×2
- チャイティーヨ・パコダ入場料・・・・・・10,000mmk
合計:132,000~162,000mmk(約9,743~11,958円)
ゴールデンロックへ行く準備
ヤンゴン〜キンプンのバスチケット購入
キンプンに行くためのバスチケットを事前に購入します。
バスターミナル内でも購入できますが「満席で席が買えなかった」、「バスはすでに出発していて、次のバスが出るまで2時間またなくてはいけなくなった」などのトラブルを予防し、当日余裕を持って行動できるように事前に購入しておくことをオススメします。
チケット売り場はヤンゴン駅付近のここになります。
ヤンゴン駅の向かいにYOMA BANKがあり、その一階に売り場があります。
辺りをキョロキョロしていれば、英語が話せるスタッフの女性の方が話しかけてくるので、その人に頼むと良いと思います。
購入時に確認するポイントとしては以下になります。
- 日付
- 行き先
- 集合場所(バスターミナル名、バス会社名)
- 集合時間
- 出発時刻
- 料金
集合場所は、バスターミナル内のバス会社になります。
ターミナルはチケット売り場とは全く別の場所にあり、基本的には「Aung Mingalar Bus Station (アウン ミンガラー バスステーション)」になります。
重要なのはバス会社名の確認です。
ミャンマーのバスターミナルは、広い敷地の中にたくさんのバス会社があるだけなので空港の案内盤ような「何時、何番口から、〜行き出発」というまとめ情報はありません。
なので、ターミナルに着いたら、周りの人に聞き込みをしてバス会社にたどり着かなければならないので、バス会社名は重要です。
これがチケットになります。
日付、集合時間、出発時刻、バスターミナル名、バス会社名、料金を確認しておきましょう。
Yoe Yoe Layというバス会社名で、チケットの一番上の見出しにミャンマー語で書かれています。
いざ!ゴールデンロックへ!
1.ヤンゴン中心地〜バスターミナル
ヤンゴンの中心地からアウン ミンガラー バスステーションに行きます。
方法は3つあり、オススメは料金と所要時間のバランスが良い、乗合タクシーです。
移動手段 | 料金(mmk) | 所要時間 |
---|---|---|
路線バス | 200 | 2時間程度 |
乗合タクシー | 1,000 | 1時間〜1時間半 |
タクシー | 約10,000 | 30分〜1時間 |
路線バス
36番線のバスで、交通状況にもよりますがスーレパゴダから2時間程度かかります。
料金は200mmkと最安です。とにかく旅費を節約したい場合にオススメです。
乗合タクシー
スーレパゴダ近くのバス停付近で、ターミナル行きの乗合タクシーが出ています。
そのタクシーの付近で大きな声を出している人が客引きなので彼に「アウンミンガラーバーバスステーション?」と聞けば乗せてくれます。
人が集まるまで出発しませんが、10〜15分程度で集まります。
待ち時間も含めて1時間〜1時間半程度で、料金は1,000mmkです。料金は車内で徴収されます。
コスパが良いので1人、2人旅であればこちらがオススメです。
タクシー
最速ですが、その分高額です。Grabタクシーであれば9,300mmk、流しのタクシーであれば10,000mmk以上します。
3、4人のグループなら、周りに気兼ねなく移動できるのでオススメです。
2.バスターミナル〜キンプン
バスターミナルに着いたらバス会社を探します。
辺りを歩いていると声を掛けてくる人が居るので、チケットを見せてバス会社の場所を教えてもらいます。
声を掛けてくる人の中には案内料を請求してくる人もいます。きっぱり断るか、少し渡す覚悟をしておいた方が良いです。警備員など既に仕事を持っている人に聞くと請求されにくいかもしれません。
チケットに書かれたミャンマー語の社名を頼りに、バス会社を見つけます。
バス会社内のカウンターでチケットを見せ、手続きを行い、スタッフから搭乗するバスを教えてもらいます。
途中休憩が無いので、出発時間までにトイレを済ませておきましょう。ただし、バス会社のトイレには紙が無いので用意しておく必要があります。
3.キンプン〜チャイティーヨ・パゴダ手前
キンプン到着
4時間程度でキンプンに到着します。
バス停留所からチャイティーヨ・パゴダ行きのバス乗り場まで、タクシーやバイクタクシーで向かいます。
運転手に「チャイティーヨ、バス」で通じます。バイクタクシーの料金は1,000mmkでした。
キンプンに宿泊する場合は、宿泊先に向かいます。
チャイティーヨ・パコダへ行く
チャイティーヨ・パゴダ(ゴールデンロック)に向かう場合はこちらのバス乗り場まで移動します。
バス乗り場に行けば客引きがバス(トラック)まで案内してくれます。
山道を猛スピードで進むのでとても揺れる上に、びっしりと人が座るので大きい荷物は持ち込めません。
また、明け方に行かれる人は防寒着必須です。山の夜明け前なので気温が低い上に、猛スピードで飛ばすので風が強くて寒いです。
料金は2,000mmk。乗車後しばらくすると徴収されます。
バスに乗って山道をしばらく進むと、大きなロータリーで停車します。ここがケーブルカー乗り場になります。
バスから降りるとケーブルカーに乗れます。行き先はチャイティーヨ・パゴダ手前までです。
バスに残るとそのままチャイティーヨ・パゴダ手前まで行きます。
つまり、ケーブルカーに乗っても乗らなくても行き先は同じです。
バスに残る場合
そのまま山道を走り、チャイティーヨ・パゴダの手前まで行けます。
バスから降りてケーブルカーに乗る場合
バスから降りた後、ケーブルカー乗り場の建物に入ります。
建物に入って左側が売り場窓口になります。
片道7,000mmk、往復10,000mmkです。数分で到着します。到着場所はバスの停車場所とほぼ同じです。
ゴンドラから見る景色はキレイですが、メリットがあまり感じられません。
4.チャイティーヨ・パゴダ手前〜ゴールデンロック
バス、ケーブルカーどちらに乗っても、ここに到着します。
後は、チャイティーヨ・パゴダに行き、ゴールデンロックを目指します。
足腰が悪い人向けに籠のサービスがあります。
途中、関所があり、外国人は入場料として10,000mmk徴収されます。
バス乗り場からゴールデンロックまで片道30〜40分位かかります。
入口から靴を脱ぎ、素足になります。
5分程度進むとゴールデンロックが見られます。
残念ながら、この日は数年に一度の金箔を貼り直す作業中で岩全体が見られませんでした。(作業は2019年1月〜3月下旬までの予定です)
ここにきて初めて分かりましたが、女人禁制のため、男性は岩に触れられる場所まで近づけますが、女性は上の写真の銀色の柵までしか行けません。
ゴールデンロックを最大限に楽しむには
ゴールデンロックを最大限楽しむには日の出、日の入りのどちらかを見るのがオススメです。日の出であれば、暗く深く青い夜空から次第に明るくなり、朝焼けが岩の金色と合わさって黄金色の朝焼けになります。
そんな美しい、日の出、日の入りのゴールデンロックを見たい場合はチャイティーヨ・パゴダ周辺の宿泊施設に泊まるのが確実です。
私はゴールデンロック麓の町キンプンから始発のバスでゴールデンロックに行きましたが、途中で夜が明けてしまいました。
夕暮れと夜明けのゴールデンロックを見るなら、ゴールデンロックから約600mの場所にある「チャイトーホテル(Kyaik Hto Hotel)」一択です。
チャイティーヨ・パコダからの帰り方
チャイティーヨ・パゴダ手前のバス乗り場から、キンプンのバス乗り場に戻ってきます。料金は2,000mmkです。
降りた先には客引きがいるので、ヤンゴンに帰る場合は彼らに話すか、付近のチケットを扱っている商店でバスチケットを購入するのが楽です。(5,000〜8,000mmk)
まとめ
- ヤンゴン〜キンプンまでのチケットは事前に購入する
- チケット購入時にバス会社の名前を確認する
- ヤンゴン中心地〜バスターミナルまでは人数や予算で変える
- ケーブルカーは乗る必要ありません
- 日の出、日の入りを見る場合はチャイティーヨ・パゴダ周辺に泊まる
- 移動時間、歩く距離も長いので一泊二日で旅程を組んだ方が楽
それでは!気を付けて良い旅を!
■ヤンゴンに戻ってきたら日本食はいかがでしょうか
■帰りはどうするのか?
このケーブルカー、私が未検証なため不明な点があります。
復路(帰り)でこのケーブルカー乗り場についた場合、どうやって下山するか不明です。
ケーブルカー乗り場のロータリーには登りのバスしか止まっていませんでした。「タクシーを呼ぶ」ことになるのでしょうか。
さらにお金がかかるとしたら、ますます乗る価値が感じられない乗り物になります。
このケーブルカーに10,000mmk払うよりも、100mmk札を100枚入手して、子どもお坊さんに寄付した方が徳が高まり、皆さんの旅の思い出になると思います。