こんにちわ。JalanKota(@terc0023)です。
今回はブハラ観光を日帰りにしたプランを紹介します。
ウズベキスタン旅行を計画する時にこんな悩みが生じます。

ウズベキスタンは行きたいところが多すぎて本当に時間が無いな
サマルカンド、ブハラ、ヒヴァと全部周れる気がしないよ
その時に2つの考え方ができます。
- でもせっかくだからブハラ行きたいな!
- 自分のペースで観光したいから、別の機会に行こう
今回の日帰り案は「ちょっと無理してでも全部周りたい人」向けの解決策です。
計画はこのようになります。
- サマルカンドからブハラに入る
- 半日観光する
- その日の夜行列車でヒヴァ(ウルゲンチ)に向かう
これで、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァと周り、ウズベキスタン旅行を最大限楽しむことができると思います。
ブハラ観光を日帰りにしよう!

ブハラ日帰り観光の計画・準備
サマルカンドからブハラへ行く方法
おすすめの移動手段はタクシーです。理由は2つです。
- ブハラ到着までの時間が速い
- 宿泊先まで直接行ける
サマルカンドバスターミナルに相乗りタクシーの乗り場があり、一人50,000スム(567円)でブハラまで行けます。
ドライバーがものすごく飛ばし屋でした。その時の様子です。
■ブハラの行先は事前にドライバーに伝えてください
行先をただ「ブハラ」とだけ伝えると、ブハラ郊外にあるバスターミナルに連れていかれます。
なのでタクシーに乗る前にどこに行きたいか伝えた方がトラブルを予防できます。
中心地に入るには運賃交渉が別に必要になる場合もあります。
ブハラからヒヴァ(ウルゲンチ)へ行く方法
月水木土であればブハラからヒヴァまでの列車が04:22発で一日一本出ています。
それ以外の曜日はヒヴァには行かず、ウルゲンチ止まりです。その場合は、ウルゲンチからバスでヒヴァに行きます。
鉄道はネット予約が便利です。
ブハラで宿を予約した方がいいです
観光のために荷物を預かってもらったり、夜行列車に乗る前にシャワーを浴びたいので、一応部屋を予約しておいて間違いありません。
今回はRumiというホステルを予約しました。
これが正解でした。というのも、スタッフのイケメンで優しい兄ちゃんが自分たちの事情を理解してくれて、色々手伝ってくれました。
- 鉄道チケットのネット予約、e-ticketのプリントアウト
- ブハラ駅までのタクシー手配
- 午前2時までホステルで待機させてくれた
一泊70,000スム(約794円)払いましたが、大満足でした。
ブハラ日帰り観光スタート
今回周ったのは11か所です。行った日は2019年4月11日です。
- ホステル「Rumi」
- ブハラの住宅街
- プロフ屋「Shergiron Osh Markazi」
- コーシュ・マドラッサ
- バラハウズモスク
- アルク城
- カランモスク、カランミナレット、ミル・アラブ・マドラッサ
- チャスマイ・ミロブ・レストラン
- ウルグ・ベク・マドラッサ
- ホテル・アジア・ブハラ周辺のマーケット
- カーペットミュージアム
こちらの地図が観光スポットの場所と大体のルートです。すべて歩いて周りました。
青いマーカーが「実際に行った場所」、赤いマーカーが「さらに行きたい場所」です。
ホステル「Rumi」

サマルカンドを9:30に出発し、Rumiには約3時間45分後の13:15頃に着きました。とても優しい気さくな兄ちゃんがスタッフでした。
まだこの時は泊まる予定だったので、シャワールームや水回りの写真を撮っていました。

こちらは洗面台です。

インターネットの速度は、絶望的に遅いです。
- 上り・・・・0.05MB/s
- 下り・・・・0.39MB/s
調べものをしたり、LINEやメールチェックくらいにしか使えません。

スタッフの兄ちゃんにオススメのプロフ店を聞いて観光スタートです。
ブハラの住宅街

プロフ店まではかなり距離があり、ただの住宅地をひたすら歩きます。

レンガでできた建物は老朽化が進んでいました。天気は快晴で半袖でも大丈夫な気温でした。

住宅地を抜けると大通りに出て、プロフ店まであと少しです。
プロフ屋「Shergiron Osh Markazi」

14:20 プロフ屋の「Shergiron Osh Markazi」に着きました。
昨日サマルカンドでプロフを食べ損ねていたので、早く食べたいです。

シンプルなプロフをベースにしてトッピングを選ぶタイプの店でした。お肉をトッピングしたものを注文しました。5分もたたずに料理が運ばれてきました。
普通においしかったです。
コーシュ・マドラッサ

プロフ屋からバラハウズモスクを目指して歩きます。途中に立派なマドラッサを見つけました。「コーシュマドラッサ」です。時刻は15:10です。

ここもブハラ観光の中心から離れているので人が少なく、とても落ち着いた雰囲気でした。
バラハウズモスク

15:27 バラハウズモスクに到着しました。この木の柱が特徴的なモスクです。
観光していると中からおじさんが出てきて話しかけてきました。
今、同行中の「サマルカンドで知り合った日本人のイスラム教徒」の店長さんは、おじさんに「自分はイスラム教徒です。中で礼拝してもいいですか?」と聞いていました。
おじさんはとても喜び、中に入れてくれました。私は店長さんがお祈りする様子を見ていました。

おじさんとハグして別れ次の観光地へと向かいます。

アルク城

15:37 バラハウズモスクから少し歩くとバカでかい城壁が現れました。アルク城です。
とっても大きいので中が気になり、入ろうとしましたが、入場料が必要だったので諦めました。

カランモスク/カランミナレット/ミル・アラブ・マドラッサ

15:52 アルク城から東に歩くとミル・アラブ・マドラッサに着きました。
この広場を囲うようにミル・アラブ・マドラッサ、カラン・モスク、カラン・ミナレットが立ち並んでいます。

ブハラ随一の観光スポットなので、露店がたくさん出ています。

黄色と青の建物と比べて食器や布はとてもカラフルです。

正面から見るととても迫力があります。

ミル・アラブ・マドラッサは中に入れるので、入場料を払って入ってみました。

中庭が出てくるだけで、特に何もありませんでした。
チャスマイ・ミロブ・レストラン

ミル・アラブ・マドラッサの裏側には商店街がありました。こちらは洋服店です。

ド派手な色使いの服ばかりです。

16:27 軽く商店街を見た後、先ほどのマドラッサを一望できるレストランを発見しました。名前はチャスマイ・ミロブ・レストラン(Chasmai-Mirob Restaurant)です。
すでにかなり歩いているのでへとへとです。

この景色を見ながら、イスラム圏にもかかわらずビールが飲めるという素晴らしいレストランでした。
疲れも吹き飛びます。
このレストランからの風景をタイプラプスで撮りました。見どころは0:30辺りからイスラムの白装束「ガンドゥーラ」を着た集団が現れる所です。
ウルグ・ベク・マドラッサ

17:59 レストランでゆっくり休憩した後商店街を抜け、ウルグベクマドラッサ前まできました。
ホテル・アジア・ブハラ周辺のマーケット

18:04 マドラッサからホステルの方向へ進みます。この道にも商店が並んでいます。

鍛冶屋を発見しました。切れ味鋭そうな剣がたくさんあります。

独特な形状のはさみです。ブハラのお土産として人気があるそうです。

落ち着いた所ではカーペットを売っていました。カフェと兼業です。

土産物屋が多く、見ていて飽きません。

マドラッサの様な建物をしたホテル・アジア・ブハラです。
ロビーにATMがあるので、現金が欲しい人はこちらへ。
カーペットミュージアム

18:46 モスクを改築したカーペットミュージアムです。すでに営業は終了していました。

この日は夕陽がとてもキレイでした。夕陽を見ながらホステルに戻りました。
ヒヴァ(ウルゲンチ)への出発準備
19時ごろにホステルに戻り、ゆっくり調べものをしていると、今日の夜にウルゲンチ行きの列車に乗ればヒヴァの観光ができることがわかり、急遽鉄道チケットの手配を始めました。
スタッフの兄ちゃんの手助けもあり、無事チケットを取得。
一息つけるので夕食を食べに行きました。

スタッフの兄ちゃんおすすめのレストランです。

中央アジアの代表麺「ラグマン」と

フライドポテトを食べました。味が薄めでしたがおいしかったです。

食後は、買い出しです。列車に6時間以上乗っているので飲み物、軽食を調達しました。
ホステルに戻り、シャワーを浴びて、午前2時まで待機し、タクシーでブハラ駅まで行きました。
タクシー代は一人20,000スム(266円)、二人で40,000スム(532円)でした。

ブハラ駅ではフリーWifiが使えました。
- 下り・・・・1.13MB/s
- 上り・・・・2.46MB/s
高速です。動画も見られるレベルです。

日付が変わり2019年4月12日04:22にウルゲンチ行きの列車に乗りました。
ブハラ日帰り観光まとめ

- プロフ屋、コーシュ・マドラッサは遠いので不要
- ホステルはケチらず借りた方がいい
- 行きはタクシーでホステルまで直接行く
- ホテル・アジア・ブハラからカランモスク辺りまでを中心に観光する
- ホステルでタクシーを呼んでもらい、深夜にブハラ駅に行く
13:30~19:00頃まで5時間30分のブハラ観光でしたが、意外と観光できた気がします。
今回は突然の半日観光になってしまいましたが、事前にわかっていれば、中心から離れているプロフ屋やコーシュマドラッサはスキップして、世界遺産「チャル・ミナール」と「イスマイール・サーマーニー廟」それにアルク城を見下ろせる「シュクホバ給水塔」に行った方が満足度が高まると思います。
半日でもブハラの観光は十分できるので、ウズベキスタン旅行の計画の参考にしてください。
それでは!気を付けて良い旅を。
■次の日の話(実際にウルゲンチ~ヒヴァと行きました)
■前日までの話