こんにちわ。JalanKota(@terc0023)です。
今回はベトナムの秘境「リーソン島」への行き方を紹介します。
リーソン島は別名「にんにく島」と呼ばれ、島の面積3分の1がにんにく畑というユニークな島です。
その島には通常のにんにくの10倍の価格が付く「黒にんにく」というお宝があるようなので、黒にんにくを求めて行ってきました。
■いつ行ったのか
2019年3月に7日間行きました。
ベトナム「リーソン島(Đảo Lý Sơn)」への行き方
リーソン島(Đảo Lý Sơn)の場所
リーソン島はベトナム中部にあるダナンから150km離れたクアンガイ省に属し、沖合約25kmの位置にあります。
クアンガイのサーキー港(GoogleMap)から高速フェリーで40分程度で着きます。
リーソン島への行き方
ホーチミンシティ/ハノイからサーキー港まで
■ホーチミンシティからクアンガイまで
ホーチミンシティからクアンガイまでは、タムキー(Tam Kỳ)にあるチュライ国際空港まで飛行機で行き、空港からタクシーで約42km離れたサーキー港に行きます。
飛行機はjetstar pacific, vietjet airが運航していて、運賃は約6,000円程度です。スカイスキャナーで安い航空券を見つけられます。
タクシー代はGrabでバイクなら169,000ドン(約797円)、タクシーなら528,000ドン(約2,493円)でした。
■ハノイからクアンガイまで
ハノイからも同じくチュライ空港まで行き、タクシーでサーキー港に行きます。
運航会社はBamboo Airwaysで運賃は2,500円程度です。スカイスキャナーで安い航空券を見つけられます。
タムキー空港からサーキー港までは、Grabでバイクなら169,000ドン(約797円)、タクシーなら528,000ドン(約2,493円)でした。
ダナンからサーキー港まで
ダナンからサーキー港まではこちらのルートで行きます。
- ダナンからクアンガイまでバス
- クアンガイからサーキー港までタクシー
■ダナンからクアンガイまで
長距離バスで3時間30分です。運賃は110,000ドン(約519円)です。
■クアンガイからサーキー港まで
クアンガイ中心地からサーキー港(GoogleMap)までは約23kmです。バイクタクシーで行きます。
運賃交渉をすると200,000~300,000ドン辺りと高額なのでGrabを使った方が安くなります。試しに検索すると86,000ドンでした。30分くらいでサーキー港に着きます。
※道中にベトナム戦争の惨劇ソンミ村虐殺事件のソンミ村記念公園(GoogleMap)を通過します。ベトナム戦争に興味・関心がある方はこちらもどうぞ。
サーキー港からリーソン島まで
サーキー港(GoogleMap)からリーソン島までは高速フェリーで40分程度です。フェリーは一日に数本出ています。
この日は9本出ていました。始発が11:30で最終が15:00です。
運賃は8便が178,000ドン(約840円)で1便だけ148,000ドン(約698円)でした。
チケットカウンターはターミナルの奥にあり、チケット購入後にパスポートとビザのチェックがあります。
リーソン島からの帰り方
宿泊先のスタッフに言って、チケットを買ってきてもらうのが確実です。
サーキー港に着いた後はターミナルの前にはバイタクのおじさんがたくさん居るのでクアンガイの中心地まで移動できます。
運賃は200,000~300,000ドンと言われるのでちょっと値下げして払うか、Grabを使ってみる方法があります。
クアンガイのバスターミナルはここにあるので、そこからバスでホーチミンシティやダナンに行けます。
リーソン島へ行ってみた体験談
今回リーソン島へはドンホイの街から行きました。経路はこのようになります。
- ドンホイ~ダナン
- ダナン~クアンガイ
- クアンガイ~サーキー港
- サーキー港~リーソン島
ドンホイからダナンまでバス移動
■出発前日
2019年3月2日。出発の前日にFUTA Expressというバス会社に行きクアンガイ行きのチケットを買いました。運賃は260,000ドン(約1,248円)です。出発時刻は午前3時30分です。
ドンホイ~ダナン~クアンガイとダナンで一回乗り換えがあります。
バス会社のスタッフから「午前3時に集合」と言われました。
宿泊先に戻りスタッフに「午前2時30分にチェックアウトする」と伝えて寝ました。ホテルのスタッフはベトナム語のみなので、ちょっと不安でした。
■出発当日
午前2時30分に出発しようとしましたが、ホテルの玄関は当然カギが掛かっていました。困ったなぁと思っていたら、「ぐーっ、ぐーっ」っといびきの音が聞こえました。
ホテルのレセプションの奥が部屋になっていて、誰か寝ているようです。
薄暗い部屋でクイーンサイズの大きなベッドに二人寝ていました。手前の男の方は上半身裸でパンツ一丁です。奥は見ないようにしました。
起きてくれるのを願いますが、そんな幸運はありません。勇気を出して彼を起こしに行きました。
ちょっと大きめの声を掛けると彼はびっくりして起きました。こちらは間髪入れずに「チェックアウト」と言いながらカギを開けるジェスチャーをします。
状況を理解した彼は、すぐにカギを持ってきて玄関を開けてくれました。
ベトナム語でありがとうを意味する「カム・オン」と彼に言ってホテルを後にしました。見送ってくれた彼はパンツ一丁のままです。
午前4時に無事ダナン行きのバスに乗ることができました。
そんな優しいベトナム人がいるホテルは「サンシャインホテル」です。
ドンホイなら中心地に安いホステル「Buffalo Pub and Hostel(バッファロー・パブ・アンド・ホステル)」があります。
ダナンからクアンガイまでバス移動
出発から4時間30分、午前8時にダナンのバスターミナルに着きました。
FUTA Expressを見つけ、バス発車時間や乗り場の説明を受けました。ベトナム語オンリーだったので理解するのに時間がかかりました。
チケットの下側はシールになっていて預け荷物のタグに貼り付けます。これで、誰の荷物かわかるようになっています。
次の出発が午前10時30分なので、2時間半ここで待機です。
カフェに行き食事をして時間をつぶします。ベトナム語で「お茶」を頼んだら全く別のものが出てきました。
どうやら私の発音では全く通じてなかったようです。店員のおじさんが笑いながら正しい発音を教えてくれました。
そんなうちに時間になったのでバスに乗り込みます。
ベトナムの長距離バスはとても快適です。シートがこのように倒れていて寝ながら移動できます。
アメニティもあり、使い捨ておしぼりとミネラルウォーターです。
クーラーが効いていて乾燥しやすいので水はありがたいです。ただバス内にトイレは無いので飲みすぎ注意です。
クアンガイからサーキー港まで
午後1時、ダナン出発から3時間30分でクアンガイに到着しました。
長距離バスでマイナー都市に降りるとありがちな、バスターミナルではなく、路上に降ろされるパターンでした。
幸い、降りる客目当てのバイクタクシーのおじさんが居たので、「リーソン」と言って港に行きたいことを伝えました。
残念なことに全く通じず……。
GoogleMapで地図を見せたら、おじさんは分かった様子でした。運賃交渉して250,000ドンから50,000ドン値切って、200,000ドン(約960円)で交渉成立です。
バイクに給油して、トイレに行って出発です。
バイタクのおじさんは飛ばし屋でした。約23kmの道のりを25分で着きました。あっという間にサーキー港に着きました。
■バイタク乗るならGrabバイク
ベトナムなどの東南アジアに行くならタクシー配車アプリのGrabは持っておいた方がいいです。メリットがたくさんあります。
- 運賃が現地の相場レベル
- 運賃交渉がいらない
- チップを要求されない
- タクシーが迎えに来る
- ちゃんと目的地に着ける
ちなみに今回のルートの場合Grabバイクなら86,000ドン(約406円)でした。
サーキー港からリーソン島まで
リーソン島の玄関口サーキー港です。緑のジャケットを着ている人たちはGrabバイクのドライバーです。バイタクの客待ちが多かったです。
フェリーターミナルの奥にチケットカウンターがあり、チケットを購入した後に、隣のカウンターでパスポートとビザをチェックされました。
チケットは178,000ドン(約840円)でした。
■観光料を徴収されるかもしれません
クアンガイ省人民委員会は2019年7月にリーソン島へ行く観光客から、遺産や環境保全の資金として1人100,000ドン(約480円)を徴収することを決定しています。
13時50分の出発までロビーで待機です。周りをふらつきます。
フェリーターミナルの前には飲食店があるので、食事はここでできます。
時間が来たのでフェリーに乗ります。
これが今回乗る高速フェリーです。速そう。
島から着いたばかりなので、島からの乗客が降りています。
さすがベトナムです。バイクもフェリーに乗り、人力で降ろします。
フェリーに乗りました。
新しいフェリーなのか、壁際にコンセントが付いていました。
奥の方で乗組員の男性が客の吐しゃ物を処理していました。
「ベトナム人はバスでもゲボゲボしてたから、まぁ大して揺れないだろう」と勝手に思い込みましたが、間違いでした。
めちゃくちゃ揺れました。
波のぶつかり具合によっては浮いていると錯覚する位高低差が激しかったです。
出発から約45分後にリーソン島に着きました。
黒にんにく探しの始まりです!
まとめ
- リーソン島はクアンガイから高速フェリーで45分
- クアンガイに着いたらサーキー港を目指す
- クアンガイからサーキー港まではGrabなら86,000ドン
- 高速フェリーは1日9便、片道178,000ドン
外国人がほとんど行かない場所なので、言葉が通じず苦労する面もありますが、都市部とは違ったベトナムが体験でき楽しかったです。
それでは!気を付けて良い旅を。
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■リーソン島の一週間の滞在費は15,000円です